ランニング障害について
ランニング障害について
ランニング゙は簡単に出来るスポーツです.2000年にシドニー五輪で,高橋尚子が金メダルを取ってから,一躍競技人口が増大しました.ただ簡単に出来るだけに色々な落とし穴があります. 自分のペースで走っていれば問題は少ないですが,何人かのグループで走ると個人差(脚力・躯幹脚の柔軟性・姿勢と癖)があるため,容易にトラブルが起こります.
個人でも段々熱中(ハイな気分になるため自分で気が付かないうちにランニング゙量が多くなる)してくると,疲労がたまりやすくなります.そんな時に天候による路面・気温や風などの影響で,脚の筋肉は固くなりやすくなり,更にシューズのちょっとしたアクシデントが引き金になり,下記の疾患に見舞われる危険があります.
例えば道路を練習の場とすると,人が走るのはだいたい路肩や歩道なので,微妙に傾斜や段差があります.これを忘れて同じ側だけ走ると足への負担は均等ではなくなります.従って時々反対側を走り,左右差がでないように工夫しなければいけません.シューズも摩耗してきます.よくみるとだいたい減り方に左右差があります.一般的には走行距離500kmを目安に,新品シューズを購入するのが望ましいです.
- 代表的なランニング障害;
腸脛靱帯炎・膝鵞足炎・膝蓋腱炎・シンスプリント・アキレス腱炎および腱周囲炎・有痛性外脛骨・足底腱膜炎・種子骨障害・いわゆる肉離れ・各部位での疲労骨折 等があります。
(詳細内容を知りたい方は,【上記の病名 日本整形外科学会】で検索して下さい.
- 笠原整形外科では,干渉波やホットパックなどの物理療法ではなく,理学療法士による運動器リハビリテーション(Ⅰ)を行っています.医師による診断のあと,理学療法士がマンツーマンで,痛みを引き起こした原因を突き止め,副運動や構成運動を取り入れた,「徒手療法」なる手技を使って治療を行います.これにより問題を起こした関節に「あそび」ができ,筋の緊張が緩むため痛みが軽減してきます.さらに再発の予防・パフォーマンスアップを目標に,個々の病態や痛みにあわせてリハビリテーションを行います.
理学療法(ランニング障害)
ランニング障害でお悩みの方には,マラソンやトレイルランニング経験豊富な理学療法士(山登 祐太)が,トレーニング内容からランニングフォームのチェックまで行って,適時アドバイスをしながら理学療法を行います.
理学療法士:山登祐太
2011・2012 信越五岳トレイルランニング完走
2012 STY完走
2012 ハセツネ完走
2013 UTMF完走
2013 トル・デ・ジアン完走
2014 スリーピークス八ヶ岳11位